IBJ(日本結婚相談所連盟)で活動していると、「お見合いがサクサク成立して楽しいけれど、なぜか結婚までは進まない…」という声が少なくありません。
IBJの成婚データを見ると、多くの成婚者は「そこまで多くないお見合い回数」で相手を決めている一方、「お見合いが成立しすぎて迷子になる人」も一定数存在します。
この記事では、IBJ成婚白書やお見合い成立率の実データを踏まえつつ、「お見合いが成立しすぎると結婚できない?!」という新常識を、カウンセラーの本音も交えながら解説します。

こんにちは。
婚活アドバイザーのゆうきです。
私は、一度は結婚をあきらめたものの、思いもよらない運命の出会いがあり、苦しい7年間の婚活期間を経て45歳で年下女性との「年の差婚」を実現しました。
このブログは今までの経験を活かして婚活研究家として勉強しながら、ハイスペックでなくても努力次第で幸せな結婚をするコツを発信するために立ち上げました。
かつてのボクのように結婚できずにつらい思いをしているあなたにへ、エールを送るためのブログです。
お見合いには如何なる成り行きがあるのか?

お見合い成立率とは?その要素を解説
IBJが公開している数字や各種相談所の分析によると、IBJ全体のお見合い申し込み成立率はおおむね6〜7%前後が相場とされています。
具体的には、年間数百万人分の申し込みのうち成立するのは約6%台で、「15〜16人に申し込んで1人と会える」というイメージです。
この成立率を左右する要素としては、
といったポイントが、データ上も現場のカウンセラーの実感としても重視されています。
お見合い成立しやすい人の特徴
IBJの成婚データを詳しく見ると、「成婚まで至った人」に限るとお見合い成立率は男女ともにかなり高く、男性で約25%、女性で約40%に達しているという分析もあります。
この層に共通するのは、条件が飛び抜けて良いというより「写真・プロフィール・お相手条件の現実感」のバランスが取れていることです。
カウンセラーのコメントでも、
「プロに撮ってもらった自然な笑顔の写真」
「短すぎず長すぎない、読みやすい自己紹介文」
「希望条件が現実的で“会ってみたいライン”に収まっている」
といった会員は、お見合いが安定して成立しやすいとよく語られます。
IBJでのお見合い申し込み状況
IBJ加盟相談所の案内では、「1カ月あたり申し込み上限200名」といった高い上限を設けているケースもあり、システム上はかなり多くの申し込みが可能です。
一方、IBJ成婚白書のデータでは、実際に成婚する人のお見合い回数は「1〜5回」「6〜10回」がボリュームゾーンで、多くの人が10回以内のお見合いで成婚相手に出会っています。
カウンセラーの間では、「申し込み数は多くても、お見合いは月数件に抑えて丁寧に向き合った方が成婚は早い」という声がよく聞かれます。
このギャップこそが、「お見合いが成立しすぎると逆に決められない」という今回のテーマにつながるポイントです。
グラフを見ると、成婚者の約75%が『お見合い10回以内』で結婚相手に出会っており、11回以上お見合いしている人はむしろ少数派であることが分かります。
つまり、『お見合いしすぎ=有利』ではなく、『10回前後の出会いの中でしっかり絞り込む』ことが大切だと言えます。
お見合い成立しすぎのデメリット

仮交際成立しすぎとはどのような状態か
IBJ成婚白書の分析では、成婚者の交際人数は「1〜5人」が中心で、多くても8人前後に収まっています。
それに対して、「仮交際を常に5〜6人以上キープし続ける」ような状態になると、比較疲れや決断の先送りが起こりやすいとカウンセラーは指摘します。
現場の本音としては、
男性なら“同時進行2〜3人”、女性なら“3〜4人”程度が限界ライン
それ以上になると、日程調整ミス・名前の混同・連絡の抜け漏れが起こりやすい
といった声があり、「人数が多いほど有利」という感覚はむしろ逆効果になりやすいとされています。
女性会員の本音:お見合い申し込みしすぎの理由
Yahoo!知恵袋や婚活ブログの相談内容を見ても、「申し込まれると断りづらくて、とりあえずお見合いを受けてしまう」という女性の本音は多く見られます。
また「せっかく相談所にお金を払っているから、できるだけ多くの人と会わないともったいない」という心理から、キャパを超えて予定を詰めてしまうケースも目立ちます。
カウンセラー側も、「一時期お見合いを入れすぎてメンタルが折れ、そのままフェードアウトしてしまう人」を何人も見ているため、最近は“上限を決める婚活”を勧める相談所が増えています。
お見合い成立しない原因とその改善策
一方で、「そもそもお見合いがなかなか成立しない」という悩みも多く、IBJ加盟相談所のデータでは「お見合い成立率が1〜3%台」という人も少なくありません。
原因としてよく挙げられるのは、
写真が古い・暗い・笑顔がない
プロフィール文が抽象的で、人柄や価値観が伝わらない
希望条件が細かすぎて、検索上ほとんどマッチしない
といったポイントで、ここを改善すると成立率が2〜3倍になる例も報告されています。
多くの相談所は「プロカメラマン撮影」「プロフィール添削」「ターゲット層の見直し」などをセットで提案し、IBJの平均6%前後まではまず持っていくことを目標にしています。
お見合いにおける男性と女性の姿勢

お見合いで求められるプロフィールの重要性
IBJの公式データでも、成婚者のプロフィールは「写真の更新頻度が高い」「自己紹介文の文字数が適切」という傾向が出ています。
カウンセラーは、「成婚した人ほど、途中でプロフィール写真を撮り直したり、活動状況に合わせて自己紹介文をアップデートしている」と口を揃えます。
男性の場合は「仕事の具体的な内容」と「休日の過ごし方」、女性の場合は「結婚後にイメージする生活スタイル」を一言入れるだけでも、お見合い成立率が変わると分析されています。
相手を理解するためのカウンセラーの役割
IBJ加盟相談所の多くは、「お見合いの振り返り面談」を重視しており、1件ごとに“良かった点と改善点”を一緒に言語化してくれるスタイルが一般的です。
成婚白書の解説でも、成婚者ほどカウンセラー面談やオンライン相談の利用頻度が高い傾向があるとされています。
お見合いが多すぎる会員に対しては、
「今月はこの3人に集中しましょう」
「仮交際を一度整理しましょう」
といったブレーキ役を果たすことも、カウンセラーの重要な役割になっています。
理想の相手を見つけるためのアドバイス
複数の相談所がまとめた成婚者インタビューでは、「条件より価値観」「スペックより一緒にいてラクさ」を重視した瞬間に成婚が決まった、というコメントが非常に多く見られます。
データ上も、年収・学歴などの条件が平均より少し低くても、「在籍期間が短い・お見合い回数が少ない」成婚者が一定数おり、“条件ダウン=妥協”とは限らないことがわかります。
カウンセラーは、「絶対に譲れない条件は3つまで」に絞ること、「一緒に過ごすイメージが湧くか」を軸に決めることをよく提案しています。
成功するお見合い活動のための行動と積極性

お見合いを決まりすぎないためのヒント
ツヴァイなど他社のガイドラインでも、「仮交際の同時進行は男性2人・女性3人まで」を目安にしているところが多く、これはIBJ加盟店のカウンセラーもほぼ同意見です。
「今月はお見合い3〜5件まで」「仮交際は最大3人まで」など、あえて上限を決めることで、“会いすぎて決められない病”を防ぎやすくなります。
また、お見合い申し込みも「ターゲット層を決めて50〜100名に集中して申し込む」方が、闇雲に200名に申し込むよりも成婚率が高いというデータも紹介されています。
面談や電話での連絡調整のポイント
成婚白書の考察では、「返信の早さ」「日程調整のスムーズさ」も、交際継続率と相関があると指摘されています。
1〜2日返信が遅れるだけで熱量が下がり、そのまま交際終了につながるケースも多いため、カウンセラーは「遅くとも24時間以内の返信」をルール化することを推奨しています。
また、オンライン面談や電話相談をうまく活用し、「モヤモヤを溜め込まずに早めに相談する人ほど、活動期間が短く成婚しやすい」という傾向もデータで示されています。
お見合い後の交際を成功させるための時間管理
IBJなどデータを集計している各社によると、交際期間の平均は3〜4カ月で、その中で「真剣交際への移行→成婚」が決まるケースが最も多いとされています。
この限られた期間の中で、複数人と同時交際をしすぎると、一人ひとりと会える時間が薄まり、結果的に誰とも深まりきらないまま交際終了になりやすいのです。
そのため、多くのカウンセラーは
交際開始から1カ月で、週1ペースのデートを目指す
2カ月目には「この人を優先したいか」を一度ジャッジする
まとめ:IBJでの婚活成功に向けての新常識

お見合い成立しないリスクとその理解(数字からの安心材料)
「お見合いがなかなか成立しない」と悩む人は多いですが、IBJ全体の平均成立率は6〜7%前後であり、「10回申し込んで1件も成立しない」期間があっても、決して珍しいことではありません。
むしろ成婚者の多くは、お見合い回数が「1〜10回」程度の中で成婚相手に出会っており、“数を打ち続けるより、1件1件の質を高める”ことが鍵だとデータが示しています。
次のステップ:成婚に向けた行動計画(データ起点)
IBJ成婚白書などをベースにすると、
というラインが見えてきます。
この数字を一つの指標にしつつ、「お見合いを増やす」より「プロフィール改善・振り返り・交際フォロー」に時間を使うことが、成婚への最短ルートといえます。
お見合い成立率は平均6〜7%前後、「成立しない時期」は誰にでもある。
成婚者ほど、お見合い回数や仮交際人数を絞りつつ、カウンセラーと密に連携している。
「量より質」「条件より価値観」「短期で決める覚悟」が、IBJでの婚活成功の新常識になりつつある。
要点整理:お見合いの成功に向けた姿勢と行動


